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しつけでお尻をたたかれた子どもは問題行動をする割合が大きい

2019年7月9日の日経新聞にて、尾木ママの愛称で有名な、尾木直樹さんと、プロ野球選手であった桑田真澄さんが、「体罰」について語ってくれていたのでご紹介します。

“「体罰防止が甘やかしにつながるということはないでしょうか。」ありません。むしろ体罰はしつけに逆効果。一昨年、東京医科歯科大と米ハーバード大が、しつけでお尻をたたかれた子どもは問題行動をする割合が大きいという研究結果を発表しました。”
私個人としては、よくわかってしませんでしたが、文部科学省では、学校基本法で体罰を禁止していたという事実があります。
▼条文の内容
第十一条 校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは、監督庁の定めるところにより、学生、生徒及び児童に懲戒を加えることができる。但し、体罰を加えることはできない。
この法令があったことを感じさせないくらい、体罰については、発生する度、ニュースに取り上げられ、相撲界や、レスリング界など、プロの領域でも波紋が広がっていました。
尾木ママの意見としては、
「法令で体罰を禁止しているにも関わらず、体罰が、親にも校長にも評価される時代が長く続きました。(中略)家庭での体罰禁止も、社会全体の意識を変えていかなければ実現しません。」
家庭内での法令は、現在動いているので、通報があれば、罰せられることになる時代がすぐに訪れます。
この取り組みは、子どもの人権を守る、大きな一歩であると、個人的にはおもいますので、賛成です。
話が飛びましたが、尾木ママは、教育者の教育も、地道な積み重ねであると述べています。
コミュニケーション能力が問われている現代ですが、教育者は、どんなに苦手であっても、教え子に対してだけは、コミュニケーションをはかってもらいたいと心から願います。
言葉で通じないから、暴力でとなると、一生その表現方法でコミュニケーションを取ることになってしまい、科学的にも、体罰を加える方が問題行動を起こしてしまうということなので、体罰をするという方法が、教育に悪いことであるという認識をしなければならないと思います。
データとして出てしまっているのであれば、目の前の教え子の未来を支える、育てるのが、教師の勤めであるので、体罰の選択肢はなくなるというのが、正解なのではないかとおもいます。
尾木ママの意見としては
「体罰と受けると子どもは、その場では問題行動をやめる。でもそれは痛みや恐怖を避けるための条件反射で、本質的な理解につながりません。子どもが本当に理解するまで何度も教えられれば、自分で善悪を考えられる力が身につきます。」
と述べています。
私も、この意見に同意します。
日本では、体罰と言われる、ビンタのシーンが多く漫画でも見受けられますが、もしかしたら、日本の奥ゆかしさのなかに、この、言葉数が少なかったりが含まれるのかもしれません。
本質的な言葉を言わずに、ビンタをして伝えるという表現方法が、日本ではあるのかもしれません。それが、まだ人の気持ちをよく理解できない子どもにしてしまうと、本当に伝えたいことが理解できないまま、そのビンタの痛みだけが残ってしまい、苦しんでしまう日々を送ることになります。
もちろん、ビンタをされた子ども全員が、問題行動をしてしまうのか、といったらそうではないということも分かります。大きくなったら、「あのときの、あのビンタは、こういうことだったのか」と、それまで、気にすることなく、割り切れる子どもはいいと思いますが、おそらくは、そうではないということが、このデータから分かったことなのではないかと思います。
子どもという表現をしていますが、中学生、高校生、大学生だって、それぞれ個人の成長の段階では、体罰の作用の多くは、マイナスの方向に向かってしまうと思われます。
結論としては、コミュニケーションが苦手な方でも、なんとか、暴力以外の方法で、自身の意見を表現する術を身につけなければならない時代に、日本は突入していると思います。
ここで、暴力という表現ができないからと言って、言葉の暴力に走っても、やっていることは一緒であると個人的には思いますので(このデータもあったら面白いですが)、教師、親であっても、他人を傷付ける権利は誰にも持っていない(人権の尊重)ということを、理解しなければならないと思います。
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