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強迫的な性格の特性

正常な状態があるという表現があるということは、異常な状態があるということになります。

この異常な状態の中には、個人が持っている性格の特性も含まれています。
潔癖症は、比較的、身近な症状になりますが、芸能人でも、他人を家にあげることができないだとか、公衆トイレを使うときには、ルールがあったりとか、行き過ぎた状態の方も、いらっしゃいます。ですが、彼らにとっては、その状態は正常であり、それをしなければ気が済まないという強迫的観念があるのが、個人の持っている性格の特性(”その人の人格を決定する一因”p.15)になります。
この状態について、著書では以下のように述べられています。
“精神分析理論によれば、特性は発達上の問題から生じるといわれている。認められた特性群は、幼少期の怒りや恐怖といった経験をうまく処理できなかったことと関係していると考えられる。またこれら、すべては、成人期に経験する様々な難題をコントロールすることに重要な関連がある。これらは、性格的な頑固さと柔軟性の欠如が反映していることから、一般的に強迫特性とみなされる。”p.15
この特性を持っている方の心理状態は、”不確実で、予測不能な対象を恐怖をして認知するので、その人は、確実に不安にさいなまれるのである。”(p.15)とされており、普通の人よりも、得体の知れない、なにかに強迫されてしまい、いつも不安な状態なのですから、常にストレスを感じ、何をするにも、そのことが気がかりで、心から何も気にすることなく、楽しめるということは皆無なのではないだろうかと、想像することができます。
こういった方々の特徴は他にもあり、”融通のきかない独断主義や杓子定規な傾向へと発展し、身近な人々との間に非常に支配的で限られた対人関係しか築けないくなってしまうのである。”(p.16)と述べられており、例えば、潔癖の人が、人が多いところに行くはずもなく、信じられる人物でなければ、話せないということは、容易に想像することができます。
強迫とは、別の分野になるらしいのですが、”極端な倹約癖”があります。
これは、ケチの状態にあたるそうで、この状態でいることによって、心が安心するのだそうです。
たしかに、強迫されている方も、好きでやっているわけではないかもしれませんが、その強迫されていることをこなさなければ、精神が落ち着かないという状態であるならば、やらなければ、自分の身が危険であるということになります。そうであるならば、それが誰であっても、強迫されていることを行うのではないかと思います。
これらの特性のある方々が、犯罪者になるのか?ということについては、一般的にはならないのだそうです。
ですが、こういった方々が、犯罪行動をするという場面としては、この強迫されている行為が遂行できないという状態に、精神が安定せず、結果的に、犯罪行為に発展してしまったということであるそうです。
潔癖の方が、災害などが起きた場合、とても心配になります。個人的に、被災地の方々のリアルな場面は、知らないので、ショック状態の方々のケアが必要であるということは聞きますが、こういった方々はどうなってしまっているのか、心配になってしまいました。
<コトバ>
脅迫と強迫の違い(コトバンクより)
杓子定規:すべてのことを一つの標準や規則に当てはめて処置しようとする、融通のきかないやり方や態度。(コトバンクより)

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