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世界は子羊であふれている

迷える地球儀

つながっているのに孤独 人生を豊かにするはずのインターネットの正体』では、相棒は感情のないロボットがいいと言う意見があったので、ご紹介します。

テレビドラマの『相棒』の相棒がロボットバージョンになっているのは、見てみたい気はしますが、そんな話ではありません。

 

“ロボットの相棒はいいアイディアだと思っている。ロボットに感情がないことは彼にとって問題ではない。実を言えば、感情がないことはむしろ「よいこと」かもしれない。家族と違ってロボットは「批判しない」。コンピューターに話かけることについて、ダレンは「本当の気持ちを吐き出せる」と言う。” p.403

確かに、パートナーが、ロボットであれば、悲しいときには、一緒に悲しんでくれる(人によっては、悲しいときには、励まして欲しいというタイプもいるだろう。その時には、人を選ぶのではなく、そのロボットの設定を変えればいいだけになる)、何か足りないと思ったときに、その足りないものを的確に補ってくれるかもしれない。その補ってもらう思考は、自分の好みで設定をすることができるからだ。
結婚をしないで、犬や、猫を飼っている人は多くいると、何かのニュースで見たことがあります。おそらくは、対人間だと、いろいろと面倒なことになってしまうが(価値観の違いや、衝突など)、ペットであれば、言葉も発することなく、ただただ、癒してくれる。しかも、私を求めてくれるということで、心も満たしてくれる。こういった方については、ロボットでいいと、思うかもしれません。
感情がないということで、確かに、衝突もなければ、価値観の違い、すれ違いなどによる、ストレスからは解放されるかもしれません。
ここで面白い話は、「批判しない」というキーワードです。確かに、何かにつけて、批判をされてしまうと、いくら好きな人だからって、一緒にいたくないとなってしまうかもしれません。
ですが、個人的には、この批判こそが、人生を豊かにしてくれるものであるとも思っています(解決のしない批判については無視してください)。ここで言う、批判とは、自分には足りない要素であったり、自分の考えていることとは、全く異なることであったりすることなどです。
一生懸命考えたことであったり、いままでやってきたことなど、信念を持って行ってきたことに対して、何にも知らない人に対して、知ったような口を聞かれてしまうと、それだけで、イラッとしてしまうことはあると思います。そのときはそれでいいかもしれません。その感情と向き合って、どうしてイラッとしてしまったのかを考えると、自分に足りないことがあると、冷静に考えられたときには、それは気づかせてくれるきっかけになってくれると思っています。
企業のクレームは宝であるという言葉がありますが、個人的には同感です。

また、この批判という表現の仕方をしていること自体が、自身に落ち度があるという認めていることにならないだろうかとも思います。

もうひとつ、感情がない方が「本当のこ気持ちを吐き出せる」ということですが、この気持ちは私もわかります。この文章の前には、込み上げてくる感情を、ネットに書き込んで、誰も知らない赤の他人が、見てくれることで、報われるというようなことが記載されています。
その続きでいくと、いま抱いている気持ちを誰かに共感して欲しいという願望を、SNSを利用しているということになります。家族に話したところで、受け入れられない、そして、批判されてしまうということになっているなら、この状況は分かります。
周りの人で、だれか1人でも、その気持ちを一旦受け入れて、同感してくれる人がいれば、SNSは必要なかったのかもしれないとも思います。
そう考えると、SNSに感情をアップする人は、迷える子羊たちであるという見方もでき、ものすごい子羊の量で、ネットは埋まっている、そして、その子羊たちが、世界を動かしているということも言えます。
世界は、子羊で回っているというのは、キリストの考え方であれば、容易に想像ができることだったかもしれませんが、自力で、この考えにたどり着くと、個人的には、大発見で、そして、子羊が大量にいる絵を考えたら、ちょっと面白いかもと思ってしまいました(絵図らだけの話です)。

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  1. 2019年 7月 25日
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