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自分の感情に向き合わない若い女性たち

つながっているのに孤独 人生を豊かにするはずのインターネットの正体』では、ネットの利用方法の紹介の中に、若い女性の感情の付き合い方について述べられており、たいへんに興味深かったので、ご紹介します。

“彼女たちのような若い女性は、強い感情はネットという避難場所で対処するのが望ましいと思っている。リアルタイムで向き合う場合とは違う感情の処理ができるからだ。ストレスを感じたとき、彼女たちは何よりも落ち着きを求める。しかし、平静ではいられない。顔を合わせて冷静さを失ったとき、そこから逃げる新しい方法を見つける。話すのではなく、携帯電話を取り出して互いに、あるいはそこにいない友人に、テキストを送るのだ。私には、何事によらず「電話しないで」と言いたがるこの世代の弱さがわかる。彼らは、自分の感情から距離を置いている。自分を助けてくれる人たちから距離を置いている。”p.362

この現象は、ドラマの中で見たことがありますが、やっぱり現実世界で起こっていたことなのだと思うと、いいのか、悪いのかなんて、分かりませんが、時代なのかなと思ってしまいます。
個人的にも、この手段を使ったときがあります。真剣に向き合わなければならない旦那に対して、本音を直接伝えることができなくて、テキストでつらつらと、そして、手紙でも綴ったことがあります。本音を旦那がいちばん本音をいうのが、怖い存在です。
その他の人間関係では、こんなことにはならないのですが、本音をいうと、傷つけてしまうのではと思いながら、言わなければ、自分の気持ちは伝わらないという葛藤の末に、テキストになってしまうという状態です。悲しいかな、旦那は活字が苦手なので、そのテキストの内容を全て見ているのかは不明です。
いつもの関係があると、それが崩れてしまうのではないかという恐怖であったり、大事にしたいからこそ、怖いという感覚に襲われてしまい、気持ちを伝えることを先延ばしにすることもあります。でもストレスなので、その折衷案が、テキストという感じです。
この感じが、若者にもあるという感じでしょうか。
感情を抑えるわけではなく、むしろ吐き出すために、このネットを使用しているということなのであれば、もしかしたら、誰も傷つけていない?自分の感情に距離を置いて、乗り越えられるときになったら、向き合えばいいのではないかとも思ってしまいます。
もしかしたら、私も、このタイミングではないのに、無理やりに乗り越えようとしてしまって、テキストに頼ってしまったのかもしれません(私の場合は対本人ですが)。テキストにすることで、自分自身の気持ちの整理や、落ち着きを取り戻すことができるきっかけにもなりますが、それが、お互いのためになっているかどうかというと、旦那には悪いことをしているのかもしれません。そう考えると、申し訳ないですね。
若者にとっては、傷つきたくないから、直接的なやりとりは避けたい。でもテキストでも、傷つくことは傷つくと思いますが、とにかく平穏に生きていきたいという、平和主義な感覚にも思えます。
楽しく生きていきたいから、マイナスな要素は、全部ネットで解決をするというような世界になっているのかもしれません。

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