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信頼できる人間が側にいない

つながっているのに孤独 人生を豊かにするはずのインターネットの正体』では、テクノロジーと人間の関係について考察してくれている著書になります。

現在になって、孤独、孤立、不安定という問題が出てきているという話題が載っていました。

“調査によれば、アメリカ人はどんどん不安定になり、孤立し、孤独を感じている。私たちは昔より何時間も長く、しばしば複数の仕事をかけもちして働いている。時間がたっぷりあるはずの高校生、大学生でさえ、特定の異性と交際するのではなく、一時的な交際を求める。

理由は「そんな時間がない」からだ。私たちは生まれ育ったコミュニティを離れる。ときにはるか遠くに離れる。家族のつながりからの助けもなく子育て悪戦苦闘する。多くの人が、かつて人と人を結びつけていた宗教や市民生活を捨ててしまった。” p.381
この内容からわかることは、スマートフォン、テクノロジーが発達していないときには、すぐ近くに、信頼できる誰かがいたということです。
イタリアに言った際に思ったことは、今は厳格なカトリックの方が、少なくなってきているということを聞いたのと、実際に肌で感じたということです。日本では、宗教感が薄いですが、祭りであったりがまだ行われており、それに参加をすることで、人々とその空間を共有することができる機会となっているのだと思われます。
地域との関わりであったり、伝統的な活動であったりの参加が、日本だけではなく、若者の中で少なくなってしまったというのは、世界中で起きていることなんだと、この内容で察することができました。
今は、簡単にひとびとと、ネットを介してつながることができるので、そのやり取りで、時間がないという事態になっているのではないかと思いました(正解かどうかは分かりません)。
どちらがいいのか?なんて、誰にも分からないことですが、人間はいつの時代も、誰かとつながっていないといられない生き物であるということというのは、確かだと思います。
冒頭の、孤立し、孤独を感じているのは、ネットでつながっているにも関わらず、信じられるつながりなのか、不明確だからなのではないかと、思っています。
私は、自分で言うのもなんですが、変わり者ですので、友だちは少ない状態で、友だちの定義とは何なのかを考えると、友だちだから、なんでもしてくれるなんて考えはおかしいですし、人間関係なので、ビジネスと同じく、ギブ・アンド・テイクの精神が必要だと思います。友だちだからって、「こう思わない?」と同意を求められても、断る権利があります。
それでも、定期的に連絡を取り合ったり、会ったりするのであれば、友だち関係ではないかと、個人的には思います。もしかしたら、私は友だちだと思っていても、相手は友だちだと思っていない可能性だってあります。結婚みたいに、法律で、届出をしなればならないわけでもないので、自由です。一度も会ったことがなくても、友だちだと思えば友だちなのではないかとも思います。
それから、自分が変われば、人間関係も変わると思います。自分が人生を歩んで行く中で、ずっと関係が続いているのが、友だちではないかと思います。
自分にとって、プラスのことを与えてくれるのが、友だちではないかと思います。話し合える、同じ時間を過ごしているのが、お友だちではないかと思います。
これが、テクノロジーでできているかというと、分かりません。
もしかしたら、「同じ時間を過ごしている」という部分が、原因で、その人との思い出がないと、信頼ができないのかとも思います。
もうすこし考えると、そもそも信頼を得るというのは、かなり自分勝手な気もします。
もしかしたら、自分自身に自信がないから、このような事態になっているのかもしれないとも考えられます。
新しい人に出会うと、新しい自分に出会えるので、その感覚が、テキストメッセージだけだと、味わえないのかもしれないです。
たくさんの人からのメッセージを受け取っても、自分の身になっていないのは、そういう理由が潜んでいるのかもしれないと思いました。
簡単に繋がって、簡単に切り離しができる環境で知り合った人を、簡単に信頼してしまう方が、危ないのかもしれないとも、個人的には思います。
私自身は、このテクノロジーについて行けてない人間なので、この発言は敵を作っているかもしれません。これは、個人的な意見になるので、価値観が違って当たり前であると思っていただきたい限りです。
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