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魔が差す瞬間

イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ』では、ビジネスの中に潜む犯罪のことも取り上げてくれていましたので、絶対にご紹介しなければならないと思いました。

 

”成功は自分の手で勝ちとるものと信じている。だがやがて、優位に立つために何かを試したいという、最初の誘惑がやって来る。この一度だけだ………” p.212

 

誰だって、犯罪者になりうる。個人的にはそう思っている。

欲望、願望、それが、一定の思考を超えてしまうと、魔が差すという現象に陥ってしまうのではないかと考えている。

最近見たアニメに『サイコパス』を例にとると、魔が差しそうな人が、その基準値サイコパス指数を超えてしまうと、容疑がかかるというものだが、個人的には、思う分には、いいのではないかとも思う。表現の自由という権利が、日本には存在するし、問題となるのは、行動に起こしてしまったことであると思われる。

サイコパス指数の定義にもよるのだが、憎しみや恐怖なども、ここでは反応してしまうようなので、スポーツなんて出来ない世界になってしまうのではないだろうか。その気持ちを胸にもっていても、実際に表に表現されるのは、スポーツでの戦いであれば、問題ないのではないかと個人的には思う。この世界の定義、倫理的にも、すごく難しいし、人間らしくいられないのではないかとも思ってしまった。

話を戻すと、この著者の話では、エリートの友人がこの犯罪の道に行ってしまうことになったのだけれども、この過ち(インサイダー取引がここでは、魔が差した行動になります)を、一回だけなのですが、上司から隠したことで、233年も続いてきた企業の破滅と、詐欺による有罪判決、収監、このことで、結婚生活の崩壊までに発展してしまった。このたった一度だけで。

著者は、このことを、限界的思考の恐怖という表現をしているのだが、この内容としては、一度だけという出発点だけを想像し、末路の想像を怠ったことになる。

子どもに教育をする時にも、いじめをしてしまっている青年たちにも、この方法は有効であると思うことがあるのですが、ある行動をすることで、その対象となるものや、周りの人にとって、どんな影響が及び、そして、自分自身にどんなことが起こるのかを想像することが重要であると個人的には思っている。

最悪の場合を考えることで、そのリスクがどのくらいの確率で発生してしまうのかなんて、ハーバードに通っていた人なら、すぐに計算ができたはずだが、エリートでさえ、目の前の誘惑に眩んでしまうのだがら、驚きだ。

冷静に考えれば、全てを失ってしまうことなど、容易に想像ができたはずなのに、どうして、このような状態になってしまったのかと、著者が友人に聞いた際に感じ取ったことは、「彼の動機は、金持ちになることではなく、いつまでも成功者と見られたいという願望だった」ということでした。この気持ちが、誘惑に勝てない正体のようです。

一度成功をすると、もっと成功をしたい。もしくは、このままだと、成功者でいられないという場合に、こう言った誘惑に惑わされてしまい、人生の最後が待っているという結末のようです。

確かに、一度成功をして、その高揚感、優越感などにずっと浸っていたいと思うのは、人間誰しもあることだと思います。また、そこから落ちてしまうことが、不安になり、いろいろなことに手を染めてしまうというのも、想像がつきます。

なんのために成功者になったのかを、見つめ直す必要があるのではとも思います。おそらく、成功者は、そう言った魔が差す行為を家族に相談することなく、これも家族のためであると正当化してしまうのかもしれません。

犯罪者になることと、今のままではいられなくなる恐怖と比べた時に、それならば、犯罪者になることを選んでいるのかもしれません。

もっと家族と過ごす時間を、増やせたら、犯罪者になった時に、家族の悲しむ顔が目に浮かんでくれたら、思いとどまってくれたのかもしれません。仕事のし過ぎで、正常な判断ができないのなら、仕事のし過ぎも、体に害になると、してくれないかと、切に思います。

日本だけではなく、アメリカでもこんなことがあるのですから、悲しんでいる家族は、かなり多く存在していると思うと、重要な問題であるとも思います。

ドミネーターを使うよりもまずは、人の正気を失わせてしまう行動として、麻薬、ドラックが禁止されていますが、お酒の飲み過ぎは禁止されていません。その中に、寝不足や、過重労働時間なども、入れて欲しい限りです。そのような環境にいる人たちは、ドミネーターを使わなくても、精神が危ないと分かりきっているからです。

きっかけがあって、麻薬をして、お酒を飲みすぎ、寝不足になるのですから、日々の暮らしの中を見直すことが、魔を差させない環境作りになるのではないかと思います。

 

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