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積極的に自身の文化(ルール)を追求する必要がある

イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ』を読んで、多くの内容を紹介しすぎていますが、これからあと、4つほど続きます。

ハーバード・ビジネススクールに通うことって現実的に、お金がないと難しいので、そんな場所で教えている教授が、ビジネスについてのあれこれを教えてくれている本では、思いのほか、ビジネスの内容だけではないというところが、嬉しかったので、その嬉しさをお伝えしたく、書いている次第です。

 

”自分の育った家庭の文化をもって、新しい家庭に入る伴侶が自分と根本的に異なる家庭文化をもっていることも、よくある話だ。2人だけでも、何かに合意するするのは、奇跡のようなものなのに、一人ひとり異なる感じ方や考え方をもって生まれた子どもたちを加えたら、どうなるだろう。確かに大変だが、だからこそ、自分がどんな文化を望んでいるかを明らかにし、それを積極的に追求することが何より大切なのだ。” p.191

 

前提として、子どもたちがそれぞれ、一人ひとり、異なる感じ方、考え方をもって生まれてくるという発言について、大変嬉しく思う。アメリカでは、おそらく、当たり前のことなのだと思うが、日本では、まだ、子どもは自分のもの、親の所有物のような感覚が残っているので、大変悲しく思う。この子どもに対する考え方が、日本に定着してくれる日は、まだまだ、先になりそうだが、少しずつ変わってきてくれているのも、なんとなく感じていることもある。

話が外れてしまったが、企業でも、文化が大事であるという話をしていたが、家庭単位でも、それは、同様であるということが、ここから分かる。もちろん、この価値観は、著者の価値観になるので、そんなことないと思っている方も中にはいるだろうと思う。私自身が紹介している内容は、全てにおいて、正解の話をしているのでは無いことを、ご理解いただきたい。一つの提案として、そういう考えもあるのかと思ってもらうだけでもありがたいです。

結婚をすると、3年、6年と、個人的にだが、3年単位で、何か大きな事件が起きる気がしている。同じ人間で、同じ日本人でありながら、衝突することがある。衝突と言っても、そんなに激しいものでは無く、調和が乱れるという感覚です。

この結婚というのも、生活を共にしていれば、育ってきた環境が文化となり、その文化が異なっているのですから、慣れるのにだって、時間がかかるのはしょうがないことです。しかも、この文化に従わなくたっていいのです。

今一緒に住んでいる、夫婦で、新しく文化を作っていくというのが、一つの結婚の形であるとも言えます。子どもがいたって、いなくたって、どんな家庭にしたいのか、どんな将来を思い描くのかというのが、家庭単位での文化になると思います。

著者は、子どもたちがお互いを愛し合い、助け合うように育てよう、また、神に無条件に従って欲しいなど、文化のもとになる、信念を決めていました。この信念があることで、文化(ルール)が生まれるので、自身の行動に対しても、自身が決めた家族の信念に沿っているのかと振り返ることも出てくることになり、家族間で、問題が起きた場合には、家族会議が、これに当たるだろうと思われる。

また、子育てをする際にも、子どもに対して、一つひとつ丁寧に説明をしていく上でも、この文化が必要になってくる。

企業でも、この文化があり、その文化に沿って優先事項が生まれ、その内容に合わせて行動をしていくことになる。

それと同じことが、家庭でも積極的に行うことで、共通の目的、目標に向かって、それぞれが迷うことなく、進むことが出来るようになるということです。

もちろん、こうしなければならないとかはありませんが、人間なので、決断を迫られることが、人生の中には、多く存在します。

この、迷ったときの判断基準にもなります。信念があれば、矛盾することなく、家族がひとつになれるので、それぞれが、納得がいかないという状態にはなりません。

家族の中で、一人でも納得がいかないという意見があれば、とことん、それが子どもであれ、話合うべきだと思います。そこで出た答えが、信念と異なることになった場合には、文明開化、革命のような形で、受け入れなければならない時だってくるということです。

家庭でも、独裁者になっていれば、ストライキが起きますし、取り返しのつかないことだってあります。家庭も、ひとつの社会、文化の単位で、丁寧に見つめていくべき存在であるということは、確かです。

家庭での居場所がないという、お父さんは、ちゃんとお母さんと、真剣に話合いをする場を設けるべきであると思います。家庭、家族の仲のために。

 

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  1. 2019年 6月 29日
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