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アウトソーシングの恐怖

イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ』では、ハーバード・ビジネススクールの教授が、企業において重要なことを教えてくれる本になります。

 

“企業が成功するためには、経営幹部がじっくり時間をかけて、明確で一貫した優先事項を打ち出し、組織全体で広く理解されるよう、腐心※しなくてはいけない。またそうするうちに、企業の優先事項を、企業が利益をあげる仕組みと調和させる必要がある。企業が生き残るには、企業戦略を支えるものごとを、従業員に優先させなくてはならない。そうでなければ、従業員は企業の基盤をゆるがすような決定を下してしまうことがある。” p.143

腐心とは(コトバンクより)

少人数での活動の場合は、風通しもよく、目が行き届くような環境なので、意思疎通もスムーズであるのですが、企業が大きくなっていくと、全ての決定を、TOPが下すわけにはいかなくなるので、組織が出来てくる。共有したいことを、末端までちゃんと行っているのかという管理は難しくなってくる。色々と、注意しなければならないこともあるのだが、ハーバードビジネススクールの教授である著者は、企業戦略を支えるものごとを、従業員に優先させなくてはならないということです。

これは、当たり前の話と思うかもしれませんが、これが出来てると確信を得ている会社はどのくらいあるのか、自分の会社が出来ていないということも、TOPは分からないかもしれない。

それくらい、この内容は、シンプルが故に難しいことなのではないかと思います。

企業の戦略というのは、その企業にとっての能力になるので、利益を優先するあまりに、企業の戦略をアウトソーシング※をしてしまうと、企業の能力が他に行ってしまうため、企業の実体が外に行ってしまうということになる(引用文の“そうでなければ、従業員は企業の基盤をゆるがすような決定を下してしまうことがある”の部分になります)。

効率化を求めたあまりに、重要なことが分からなくなり、それを手放してしまうといったことになってしまうと、その企業の特徴がなくなり、存在意義がなくなってしまうことになる。

この重要な戦略は、TOPが決めることになるので、能力の力と重要性を理解しているかどうかが、優れたCEOかどうかが問われることになるということです。

「そんな当たり前なこと、するワケがないだろう」と思っていても、重要な決断をする時に、企業の方針、大切にしたいことなどが、しっかりと定まっていないと、どの方向に進んでいるのか、自分自身がどこに立っているのかも分からないような状態では、従業員にも伝えることが出来ていないことになるので、ブレた状態で経営をしていくことになる。そんな企業は、生き残ることはできないと思われます。

 

アウトソーイングとは(wikipediaより)

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