ポール・エクマンの助言・続

ポール・エクマン氏の研究の賜物を、自身の主観も載せて(主観っぽく書かれているので、主観という言葉を使わせていただきます)、様々な著書がある。

子どもはなぜ嘘をつくのか』には、親御さんに向けた助言がまだあるので、引用の形で、紹介したいと思います。

 

ファンタジーや嘘は厳しい現実や不公平な現実から子どもを守る防波堤となる。そのためつい親は必要以上に嘘をつきたくなる。

だが、いつまでも子どもをファンタジーに浸からせてはならないと発達心理学者は指摘する。

ある時点で、普通は四歳から六歳にかけてで、子どもは現実とファンタジーを区別する必要があるというのだ。

これは親にとって生涯つづく正直さの習慣を身につけさせる好機である。品行方正な行為が必ずしも報われないこと、親も時々喧嘩をし、過ちを犯すこと、子どもがいつも一番優遇されるとは限らないことなどを子どもは(四歳から六歳)学ぶことができる。

死が若いうち若いうちに訪れたり、大きな痛みを伴ったりすることがあるという痛ましい事実に、子どもは対処できなければならない。(198、199ページ)

長くなってしまったが、この意見には個人的にも賛成の意です。

子どもに限らず、生き物は、環境に順応していくものなので、親が違えば、育ち方も異なります。小学生に上がっても、いつまでもサンタクロースを信じている子がいましたでしょうか。この場合、子ども同士で「サンタなんていないんだよ」などの話が行われ、信じていたことは恥ずかしいことなんだと分かると、どうして親は教えてくれなかったのだろうと思う人もいれば、親の優しさだったんだと思ってくれる子もいる。

子どもの精神のレベルに合わせて、親の口から様々な真実を告げられることは、親としての役目の一つかもしれないと個人的には思っている。どんな状況でも人は育っていくが、教えてくれなかった親に対して、恨みを持ってしまうのだけは避けたいという気持ちがある。その場合には、素直に親御さんはごめんねと謝罪をして欲しいと切に思う。それだけで、救われることもあると、経験上感じている。

 

 

親は寝室のドアに鍵をかける権利を持っている。これは性を秘密にしておくべきだということではない。

発達心理学者たちは、子どもが性に関連する質問をするようになったら、徐々に性教育を授けるべきだと口をそろえて言う。

プライバシーは両方向のものである。(201ページ)

これと嘘はどんな関係があるのかと言うと、性のことについて嘘をつき続けると言うことの意義になります。この問題はプライバシーとの関係もあると言うことです。

 

プライバシーについて、親は一線を置いているのに、子どものプライバシーは守られていないと、子どもにとってはとてもストレスになります。自身が子どもの時にはそんな経験はありませんでしたでしょうか。勉強をしている時に、勝手に入ってきて邪魔をしてくるなど、最悪でした。また、お年頃になると、性についてのことに対して一線を引いてくれていなかったら最悪な事態になる。

徐々に性教育を授けるべきであると言うのは、個人的にも賛成である。

どうやったら赤ちゃんができるので、自分の体を守るために、避妊をする必要性も学ぶべきである。年代的には、今の日本の教育では小学校の高学年辺りで学ぶので、それでいいのではとは思う。親が言い難くても、親としては少し安心ができる環境である。

だが、学校で、親のプライバシーの話はされないと思うので、それは家族で話をしなければならないと思います。

 

作成者: Tangoo

どうして人は罪を犯してしまうのか、その原因を知るために、本を読んだり、旅に出て、見たり聞いたり、人に合ったりしています。そこで、学んだこと、知ったことをブログにしています。

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