嘘をついた子の対処方法 byポール・エクマン

前回の「子どもがつく嘘の意味とは」の続きで、ポール・エクマン氏が著者の『子どもはなぜ嘘をつくのか』ですが、今回は、ポール氏が親御さんに対して、嘘をついた子どもに対しての接し方の助言、メッセージがありますので、ご紹介します。

 

もし子どもに嘘をつくのをやめさせたいなら、幼いうちから、嘘についてどう考えているかを子どもに教えるべきだろう。

こんなことを言うとアメリカ中の子どもたちから嫌われそうだけど、お説教の繰り返しは効果的だというのが真実なのだ。(188ページ)

大人になった少年が、「よく叱られてたなぁ」と呟いたら、それは効果アリということなのかもしれません。

 

質問は穏やかにすべきで、怒りを含んだ声でしてはならない。質問は小さな事柄について尋ねることから始めた方が上手くいくと思う。そうすれば子どもは、最初の質問に恐れをなして、大きな嘘をつく誘惑に駆られることもない。

例えば、飲酒の疑いがある場合には、「お酒を飲んでいるの?」というふうに単刀直入な質問をすべきではない。ゆったりと構え、最初は「どこへ行っていたの?」とか、「何をしていたの?」と行った聞き方をしてもらいたい。

穏やかな口調で適切な質問をすれは、子どもは嘘をつく必要性にかられないだろう。

お説教や質問、そして罰を適度に用いても、子どもの嘘を完全にやめることはできないだろうが、深刻な嘘をつかなければならない状況を減らし、嘘をつく頻度を大幅に抑えることはできるだろう。(189ページ)

誰だって、親にとって嫌なことをされた時に、こんな風に穏やかに、話を聞くことができれば、苦労はしません。気持ちでは分かっていても、こんな対応ができるのは限られているのではないかと思っている。

親が、あれもこれもとやる事が多い中で、ストレスが徐々に溜まって行ってしまい、その状態からの子どもの嘘となると、溜まっていたものが、溢れ出てしまうのではないかと思うのです。

 

 

当のポール・エクマン氏は、親からの仕打ちを、以下のように受けていたそうだ。

僕の両親による最高のお仕置きを紹介しよう。

僕が年少だったころ、両親についた嘘がバレると、同じ文章を50回から500回ぐらい繰り返し書かせられたものだった。「僕は親に嘘をつきません。僕は親に嘘をつきません。…」といった具合に。

これはとても効果的であることが判明した。

というのも、そんなに文章を書かねばならないのが凄く嫌だったからだ。

ティーンエイジャーになると、両親のお気に入りの罰を科すことと無料で働かせることの二つになっている。

どうか信じて欲しい。これらのテクニックは三つとも役に立つし、嘘に対する抑止力として用いるなら、効果は保証できる。(190ページ)

ポール氏の意見を聞くと、分かってくることは、子どもの嘘に対して、放置することは、そこ子にとって、もっとも望ましくないということではないということではないだろうかと思う。

もちろん、嘘に対して、暴力という名のしつけは、してはならない。

 

やり方は色々あると思うが、その嘘に対して、親が真剣に向き合い、その子のためになる対応を独自で行うのも良いのではないかと、個人的には思う。なぜかと言うと、それぞれ個性があり、性格があるので、その子に伝わりやすい伝え方をすべきであるし、伝えたとしても分かってもらえない場合には、放置するのではなく、こういった、文字を書くと言うのも、暴力や、暴言に比べたら、まだマシだと言うことです。

 

ポール・エクマン氏は、ご自身の足を使ったり、論文を読んだりしながら、自身の見解を綴っていただいている。権威ある方であると思うのだが、気さくな雰囲気に、エビデンスの部分も省略されていることもある。個人的には、もっとここが強化されたら、主観と、エビデンスが一緒になって、素晴らしいものになると思うのだが、世の中には証明されていないが、受け継がれてきた伝統や、習わしの中に、先人の知恵が詰まっていることがある。人間の直感や、経験は、科学を超えることだってあると、時には思うこともある。

直感に対して、本当に合っているのか?という研究も、面白いと個人的には思う。

 

作成者: Tangoo

どうして人は罪を犯してしまうのか、その原因を知るために、本を読んだり、旅に出て、見たり聞いたり、人に合ったりしています。そこで、学んだこと、知ったことをブログにしています。

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