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間仕切が居場所に与える影響

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住空間では、1人で過ごしている分には、ストレスを感じることはないだろうが(孤独のストレスはここでは考えません)、同棲をしていたり、家族と暮らしている人は、1人でいる時間というのが、1人暮らしに比べて、奪われてしまうので、人と人の間に、“間を仕切る”ことによって、ストレスが緩和される=居心地の良い空間になる=家に帰りたくなる=幸せな共同生活に繋がっていると、個人的には思っている。

 

この間仕切について、日本建築学会計画系論文集に「間仕切が体験者の居場所に与える影響に関する基礎実験」というテーマがありましたので、ご紹介いたします。

 

どんな間仕切を、セッティングすればいいのか?ということで、床から隙間なく、自分の身長よりも上の高さの仕切で、側面の壁にも触れている状態であれば、同空間に存在している人に対して、気まずくなることなく、滞在することができるというものでした。

部屋の中で、人と人の間に、この条件を満たすように、本棚や、壁、カーテンなどを設けることで、同空間にいながらも、目線を気にすることなく、自分の時間を過ごすことができます。

この感じは、漫画喫茶の空間のように、小さな空間を作るというような感覚に似ているのかもしれません。住空間になるので、小部屋は作れないが、その代わりに、仕切を作れば良いというワケです。

 

また、この論文の中には、自分の居場所を選定する際に、相手(知らない人)の位置が、間仕切を挟んで、最も離れている位置になるように、居場所を選択している状態になっているという結果になっている。相手との位置関係を考慮して、居場所が最も遠くなるように選定していると考えられているそうです。

もし、相手が見えてしまう間仕切の環境では、この間仕切の近くや、入隅の部分を居場所にする傾向があるとして、やはり、目線が入らない視界から外れることで、居心地がよくなるという結果になっていると考えられる。

 

また、上からぶら下がっている間仕切の場合には、圧迫感を感じてしまうという意見があり、そう考えると、薄い棚、本棚などをセッティングすることや、上部がシースルーや、レースになっているカーテンなどにすることで、安易に居心地の良い空間を作ることができるというワケである。

 

仕切を設けることのメリットとしては、同じ室空間でも、居場所の選択肢が増えることで、相手との位置関係のバリエーションが増えるので、ストレスが緩和されながら、同空間に共存することができると言うことです。

日本では、限られた空間、決して広くない空間が大半であるが、その中でも、自分の空間を確保し、自分の時間をトイレにこもらなくても作り出すことができる。何より、居心地が良くなるので、家に帰りたくなります。

北欧のヒュッゲのような感覚で、お金をそんなにかけることなく、仕切を設けることで、日常的な幸せを手に入れることができると言うワケです。

誰にも、幸せになる権利があり、幸せになることは罪ではありません。

充実した毎日をおくろうではありませんか。

 

住環境が変わることで、ストレスも軽減され、私の考えとしては、罪も犯す人も減ると思っている。ぜひ、皆さん、実践して欲しいと心から願っています。

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