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人間は自分自身で選択をしたい欲求がある

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選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義 (文春文庫)』(26ページ〜)の著者であるシーナ・アイエンガー氏は、人間は、自ら選択したいという欲求が備わっていると述べている。

この欲求は、よく言われている3大欲求のもう一つに加えてもいいのではないかと思われるほどに、この選択をするという欲求が、人間には誰しも備わっているのだそうだ。

 

これを検証するために、まだ言葉が喋れない生後4ヶ月の子どもたちに対して、実験をしている。

この子どもの手に紐を結わえつけて、紐を引っ張ることで心地の良い音楽が流れるということを教えた後に、紐を取り外して、ランダムな感覚で音楽を流してみるという内容で、その結果、自分の意志で音楽を流していた時間を同じだけ、音楽を流していたのに、子どもたちは、悲しげな表情をしたのだそうだ。それだけではなく、腹を立てたのだという。

ここから、音楽を流すということをコントロールできることを知ったのだから、自分の意志のタイミングで、音楽を流したいという欲求が勝ち、音楽が聴きたいのではなく、コントロールしたい、選択をしたいということが、生後4ヶ月から備わっているということが分かる。

 

この行動は、人間以外の動物でもすることがあるそうだが、人間が特に長けているそうで、人間の前頭前皮質が発達しており、全ての種の中で最も大きいということが原因であるとされている。

この発達によって、競合するその他の本能を抑えて「合理的」な選択を行うという、他の動物にはない能力を与えられている(25ページ)。

 

この前頭前皮質の発達は、20代半ばまで続くということが明らかになっている。幼児が大人に比べて、抽象概念を理解が弱く、また、子どもや10代の若者が衝動的にかられがちになるのも、このせいであると著者は述べている。

 

選択を誤ってしまうということは、若さ故の過ちというのは、あながち間違っていないということが、生物学的にも、解明されているということが分かりました。

これを考えると、精神論をいくら言ったとしても、ダメなのかもしれないと、思ってしまう自分がいます。まずは、衝動的な行動を抑えるということが、大事かもしれません。

 

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