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”ルール・ブック”とも言うべきものは、もはや存在しない

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個人的に、ELLEオンラインのサイトデザインや、発信している内容を好んで見ていたのだが、デザインが一新してからは、あまり見る機会がなくなっているが、この間、久しぶりに見てみると、「ファッション業界は変わることができるのか?」の記事が上がっており、興味深い内容でしたので、ご紹介します。

 

主な趣旨としては、現代のファッション業界では、日々刻々と変化している中、今日のファッションの課題についてを、36人もの業界人が、本音でトークしてくれているという内容になっています(US版「エル」より)。

 

テーマと、著名人の名前が書かれているシンプルな記事なのですが、まとめて、主観的な内容が書かれていないので、読んでいる人が、どのように感じて、どのように発するのかは、自由な空間となっている(主観的であったって、いつだって、この感覚はあって欲しいと思います。)

 

ファッションは破綻してしまった、というわけではありませんが、ファッションウィークに対して異なったアプローチをするデザイナーやブランドが台頭してきたことで、我々が新たな時代に入ったといえるでしょう

スティーヴン・コルブ(米ファッションデザイナー協議会(CFDA)会長&CEO)

ファッションには、流行りや、革新さ、斬新さ、デザイナーのオリジナリティーなどの独自性などが、問われると、個人的には思っていますが、ファッションの著名人が、このような発言をするということは、ちょっと意外であると、率直に思ってしまいました。

この表現を考えると、ファッションにはセオリーが、ある程度存在しており、その枠内で、個性を表現をしているのだと感じとることができる。

ファッションウィークでも、仕来りのようなものが存在していて、それに対して、枠外のアイディアを表現したものに対して、憧れのような、ちょっと悲しそうな、置いていかれているような、世代交代のような、切ないような、そんな感想ではないかと、個人的には感じる。

ファッション業界でも、枠があることが、個人的には、ショックでならない。

ファッションだって、芸術作品であり、爆発してよい世界ではないかと思うのだが、一般人にはわからない、見えない権力や、乗り越えなければならない壁というものがあるのかと思うと、もっと、美しいデザインの機会を減らしてしまっているという自覚を持って欲しいと、心から願ってしまう。

 

彼らは、かつてないほど早くモノを欲しがる新たなタイプの消費者に適応しなくてはなりません。これは時にはとんでもないことです。なぜなら彼らが年間に発表しなければならないコレクションの数は、彼らのクリエイティブなビジョンから新しいものを絶え間なく発表し続けるためには、あまりに多すぎるからです。そして、それは消費者にとっても同様で、消化するにはあまりに多すぎます

ティファニー・シュー(「mytheresa.com」ファッション・バイイング・ディレクター)

結局この内容は、ファッションは、ビジネスであるとなっていることではないだろうか。ファストファッションと呼ばれるジャンルが生まれ、1年で捨ててしまうような、そんな期間限定の服の存在が、人間の生活にとって、どのような影響を及ぼしているのだろうか。

その服が、リサイクルされるのか?古着屋で売れるのだろうか?

すぐにボロボロになってしまう素材であることが多く、大切に着たいという方には向いていないし、地球のために果たしてなっているのか?

人間は矛盾だらけの生活で、本当に満足しているのだろうか。

ビジネスは、矛盾によって成り立っているのかと思うと、辛い事実であるとつくづく思ってしまいます。

 

私は答えはひとつだとは思っていません。やり方はひとつだけではないのです。自らが正しいと思うことをやって、自分の決断に従うまでです。なぜなら、一度リサーチを終えて、自分が理解したと思ったときには、おそらくやり方も変わっているからです。そして、それがファッションの本質なのです

サリー・ラポワント(「サリー ラポワント」デザイナー)

ファッション業界では、デザインを賞賛される、認められなければ、生きていけず、ファッションを発信していくには、ファッションウィークに1回に、数千万円もの資金を費やして、表現をしていかなければならないと思うと、本当に資金がなければ、ならないし、ビジネスとして成功していなければならないということもあります。

このレールが敷かれていて、その方法でなければならないのか?と、世間知らずの私は思います。その内容に合わせて考えてみると、このレールに外れて表現をすることも、やり方の一つで、それが当たり前になる時代だってくるのではないかとも、思います。

 

サイズの問題に限らず、多様性は未だ業界内や、広告、出版、ランウェイにおいて十分ではありません。消費者は彼らの購買の背後にあるストーリーやマーケティングに非常に敏感です。もし、彼らが識別され、ありのままの自分が祝福されていると感じれば、圧倒的に買いたいと思うようになるでしょう

ミナ・ホワイト(「IMGモデル」ディレクター)

人間が、モノを買いたいと思う時には、思い入れを感じることでもあるので、この服一つでも、どのようにして生地が作られ、どのようにしてデザインされて、どのような人たちが作り、どのように完成したのか、誰がここに運んだのかということが分かり、その人たちの生活背景や、どんなものを食べて、どんな人生を歩んでいるのか、その生活の中の一つの産物であるということが、分かるだけで、特別なモノとなり、どんなにファストファッションだって、たくさんの人が関わった作品なのだがら、その意識を得るだけで、なんだって、大切にするのではないだろうかと思う。

 

顧客が求めているモノを生み出すことが、私たちの仕事であるという考えを持っている人もいるようですが、個人的には、ファッションは、表現であるので、自身が作りたいモノ、着たいモノ、その日の気分に合った、その日の髪型に合った、今の体型に合った、日に焼けた肌の色に合ったような、自由な表現を作品にするのが、本来のファッションのスタイルではないかと思っているので、いつしか、ファッションは、ビジネスになっていると、この記事から、感じとることができる。

世界の人が、この発言をしているのだがら、しかも、本音なのだから、きっと紛れもなく事実なのだろう。

 

個人的には、途方もなく、悲しい現実である。

ファッションは、心から楽しいんで欲しいと、切に願います。世界の方にも、届きますように。

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  1. 2019年 6月 25日
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