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シンデレラ、ハリーポッター、火垂るの墓の共通点

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きみの脳はなぜ「愚かな選択」をしてしまうのか 意思決定の進化論 (KS一般書)』に、気になる内容が載っていたので、ご紹介します。

同じ家族の一員でも、自分とより多くの遺伝子を共有する者をより多く助ける傾向がある。

例えば、燃えさかっている建物に、取り残されてしまった人をを救おうとする場合に、包括適応度の原理によると、救う価値のある人物は、自身の兄弟姉妹を、2人救う。または、甥、姪を4人救う。いとこを8人救える時であるとされているのだそうです。

これは、血縁度による法則になっている。それぞれ、合計すると1になるようになっている。

この法則は、動物界では、何百もの研究結果が、この原理を支持しているという、揺るがない真実なのだそうです。

 

この話の発展には、おとぎ話の『シンデレラ』が出てきます。

シンデレラは、血が繋がっておらず、娘たちとは、明らかな差があり、かわいそうなシンデレラには、違った形で報酬が与えられるという物語ですが、現実の世界でも、このような残酷な状態が当たり前のように発生しているというのが事実なのだそうです。

『火垂るの墓』でも、実の子どもに比べて、お米の量が少なかったりと、そういった身体的、精神的なストレスが与えられているのも、同じ現象だと言えます。

 

そう考えると、養子を受け入れている家庭は、本当に大丈夫なのだろうか?と心配で仕方がありません。

ハリウット女優のアンジェリーナ・ジョリー氏は、養子を何人か、縁組をしていたと思いますが、あれだけ忙しいと、お手伝いさんが実際の育ての親なのでは?とも思ってしまいますし、養子側の意見を聞いてみたい気持ちが、湧き上がってきます。

 

こちらの著書では、継親(ママ母、ママ父:血の繋がらない親)と暮らしている子どもは、実親と暮らしている子どもに比べて、身体的な虐待を受ける可能性が40倍も高いのだそうだ。

40倍という数値に驚きを隠せません。本当に養子は安全なのでしょうか。

 

この40倍の数値は、実の子どもに比べての数値になるのですが、環境が、同じ屋根の下になった場合、実の子と、継子が暮らしている際には、実子より9倍も虐待される可能性が高いとされているのだそうだ。

これは、『ハリーポッター』などが、ぴったりのイメージに当てはまるだろうか。

扱いが全く違い、精神的虐待をはじめから最後まで受けている印象がある。

これは、アメリカだけではなく、イギリスでも、日本でも、映画で表現されているということは、真実味のあるデータではないかと、残念だが、思わざるおえません。

 

 

虐待のデータも恐ろしいのだが、殺人のデータもここには載っていました。

小さい子どもの殺害は稀だとはいえ、継親と暮らしている子どもは、40倍〜100倍も殺される可能性が高いのだ。

虐待も、すでに犯罪を犯している行為になるが、まさか、殺人がもっと上を行っているとは、衝撃過ぎる結果に、驚きを隠すことができません。

100倍??被害者と上がる人は、養子が多いということになるのだろうか??

そんなの、悲しすぎる事実ではないだろうか。全てがそうではないにしても、調べてみる価値はあるかもしれません。

 

遺伝的に近い存在は、それだけで、信頼があり、親しくなるというのが、動物的な本能として持っているということが、紛れもない事実であるということが、逆に分かる内容にもなっている。

 

 

註:『きみの脳はなぜ「愚かな選択」をしてしまうのか 意思決定の進化論 (KS一般書)』ダグラス・ T・ケンリック,ヴラダス・グリスケヴィシウス 講談社 2015-01-23

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  1. 2019年 7月 26日
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