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選択の価値観は国の違い?

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「囚人のジレンマ」と呼ばれる心理状態がある。

共犯として捕まったあなたは、この犯罪を実行するリーダーで、そのグループ、組織の一員として、存続を守るために、拷問に耐えながら、黙秘権を使っていたとします。

あなたなら、どうしますか?

 

組織を存続させるために、自分を犠牲にして、黙秘権を使い、刑期を軽くする。

それとも、口を割って、自分は悪くないと言い、組織を裏切り、放免扱いになり、自分が自由の身になる。

この選択が「囚人のジレンマ」と呼ばれています。

さらにここには、タレ込みが入って、自分が組織のリーダーであることがバレたら、刑期がもっと増えてしまうことになる。この駆け引きをしている状態は、ゲーム理論に値しているそうです。

(『きみの脳はなぜ「愚かな選択」をしてしまうのか 意思決定の進化論 (KS一般書)』では、2人の犯人が捕まり、リーダーは自分だったとした状態が書かれています。)

 

「囚人のジレンマ」についての話が中心ではなく、この先の話が、個人的には気になっているので、紹介したい。

この選択で、仲間を裏切ることなく、自分が背負うことは「お人好しの対価」と呼ばれているそうで、合理的経済学者の意見としては、一生にあるかないかの選択をする時に、合理的な選択肢は、「裏切ること」なのだそうです。

合理的経済学者の意見としては、自分が得をする行動を取ることが、合理的な選択と言われているらしい。

日本には、あまりこう言った裏切り行為は見かけないかもしれないが(個人的な意見です)、こんなにも、自分の利益のためだけに行動するというのが、合理的であるというのは、シンプルな考えかもしれません。

海外では、普通に考えたらこう!という考え方なのかもしれないと思うと、個人的には、この考えは、常識的ではないと思ってしまいました。

 

海外のゲーム(シムズ4)をプレイしている時にも、小説家の職についている時に、勤務時間帯に、急に選択を迫られる質問を投げられます。

その時の選択肢は、確か「スランプに陥り、同僚が書いていた原稿を発見する。それを、出すを忘れているらしいという設定で、その原稿をもらって自分の原稿をしてしまいますか?」のような内容だったと思います。

この選択肢が2度訪れたのですが、2度とも、そんなことはしないようにしました(選択の項目は忘れてしまいました)。

すると、「同僚は昇格しました、勿体無い。」というメッセージが流れるのです。

この著書を読んだ時と、このシムズをプレイしたときも、同じ感覚に陥ってしまいました。

 

確かに、個人的な性格は、お人好しだし、なぜか、100点取れるテストをあえて取らないようにしたり、職場でめっちゃ働いて給料を上げる交渉をしなかったり、サービス残業をしたり、自分のことより相手を考えてしまったり、、、

これは完全に、合理的経済学者からすると、「バカな行動」の一言で終わってしまうに違いありません。

なぜ、この行動を取るのか、理解することさえも、できないかもしれません。

自分だけが、昇格するとか、楽になるとか、特別ということが、受け入れられず、これは、日本人の特徴なのか、私だけなのか。

海外では個人主義で、実力主義だから、それが当たり前なのかもしれないと、考えさせられる内容でした。

 

もし、この感覚が、日本であるのならば、人口密度が高いのに、犯罪が少なくやっていけているのかもしれないとも、思わせられます。ここで犯罪を犯してしまう人は、この輪に入れなかった、馴染めなかったというシンプルな話なのかもしれない。

 
註:『きみの脳はなぜ「愚かな選択」をしてしまうのか 意思決定の進化論 (KS一般書)』ダグラス・ T・ケンリック,ヴラダス・グリスケヴィシウス 講談社 2015-01-23

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