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自分が今、どこに立っているのか分かる社会人が、一人前と言えると思う

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Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学』の著者である、ケン・シーガル氏は、アップルのスティーブ・ジョブズと共に働いたことのある、貴重な逸材であり、スティーブ・ジョブズについて、客観的、主観的に語ってくれている。

個人的に、いくつか、いい話だなと思った内容を、ここに載せたい。

 

 

アップルに働いているときは、自分が今どこに立っていて、何が目標で、いつまでにする必要があるかがはっきりと分かる。どういう結果が失敗を意味するのかも分かる。

これが実現するのは、会社が、どこに向かっているのか、何を目的にしているのかということが、ハッキリとしている証拠ではないでしょうか。個人的には、こんな会社があればいいのですが、自らで会社を立ち上げるか、所属している会社に対して、何を目標にしていて、どこに向かっているのか、を自身で明確にし、曖昧になっているならば、ハッキリとさせる必要があると思っている。組織のせい、人のせいにしている間は、自身の目標も定まらないと考えている。

 

 

スティーブは、自分が実行している率直なコミュニケーションを、他人にも求めた。もってまわった言い方をする人間には、我慢ができなかった。要領を得ない話は中断させた。

時間は貴重でムダになどできないというスタンスでビジネスを動かし、それはアップルの実現をよく反映していた。真剣に競争している会社ならばどこでも時間をムダにはできないはずだ。

日本人には、耳が痛いことかもしれません。とにかく正直に、はじめから核心を突く答えをすれば、2時間もかかっている会議なんて、必要がなくなる。

ハッキリと言ってしまうことによって、人を傷つけてしまうということを気にする方は多いのではないだろうか。結局は、人間関係、信頼感が重要であるということが、ここで分かる。

核心を突くことは、人を傷つけるのではなく、真剣に目標に向かって進むためであるので、傷つているようでは、一緒に走って行くことはできないとも言える。

 

 

「充分によいでは、不充分だ」

仕事をしていても、何かを作っている時にも、完璧になるべく近づいているなら、そこで妥協してしまうということが多いと思うが(納期もあるので)、スティーブ・ジョブズは、決して妥協をしないのだそうだ。

どうしてかと言うと、最善ではなく、次善の策として手を打ってしまうことで、シンプルという絶対のルールを破ってしまうことになり、矛盾が生じてしまう。

その決断の後に待っているのは、失望、多くの時間のロス、自身が心から信じることができない状態でいることで、ビジネス上でも立場を失ってしまうという、最悪な状態である。

スティーブ・ジョブズが守っていることは、自身の信念を決して曲げないことであると言うことだそうだ。

この気持ち、モチベーションも、とてもシンプルなことではないかと思ってしまう。自身がやりたいことを、100%信じられる内容で、妥協することなく、これ以上ないと思うものを生み出すと言うことは、とても自然な行動ではないかと思う。本来はそうであるべきでだと思う。

どんなに上司が言っているからと言って、明らかに信じられない内容であるなら、言わなければならないと思う。それを立証するには、データをしっかり集めておく必要もあると思いますし、みんなの前で言ってはいけないとも思う。

シンプルに考えれば、自身をしっかりと持っている必要がある。日本人だからこそ、難しいのかもしれないと、ふと、思ってしまった。

 

おそらく、そう言った教育を受けてきたから、だとか、周りにそんな人がいないから、だとか、目立つことなく生きて行きたいから、だとか、何かのせいにしているのだとしたら、一生変化は訪れることはないと思いませんか。

変化が訪れるとしたら、歳をとったり、季節が変わったり、天変地異などが起きるなど、外部的な環境が変わったり、周りの人が新しいことに取り組むことをするなどの、周りが変わって、それによって、自分も変わるという、受け身ではないだろうか。

何も変化が起きない、環境が改善されない原因を、いつまでも、何かのせいにして生きている時点で、人間として、本当の自立をしていないと考えられるので、常に何かに縛られ、開放感がなく、ただストレスがあるだけで、自由を得ることもないと、個人的には思っています。

シンプルに物事を考えることで、今までの余計なことが見えてきて、本当の自分自身が見えてくるのではないかと、思っています。

 

シンプルと言うことは、自分に正直に生き、自分らしさを妥協しないことであり、アップルの会社単位で考えれば、アップルという会社の在り方について、揺るがない理念があり、それに対して、シンプルに活動をしているという、ただそれだけの話であると、個人的には思う。

 

 

註:『Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学』ケン・シーガル NHK出版 2012-05-23

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