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私は怪物だ!不幸な犠牲者たち!

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写真:手作りの「お会計はこちらへ」

殺人の歴史 (「知の再発見」双書154)』には、『私、ピエールの証言ミシェル・リヴィエールは、母、妹、弟を殺害しました…19世紀の親殺し事件』(1973年)の内容が少々載っており、この殺人者が自分の犯罪について、説明するために獄中で書いた手記が紹介されている。

 

父が1813年から1835年まで、

母から受けた苦悩と悲嘆(ひたん:かなしみなげくこと)の要約

 

母方の祖母は、少し意地悪いところがありましたが、

母とはくらべものになりませんでしたし

根は親切で、いつも父をやさしくむかえいれていました。

祖母はそのとき母のいったとおりにはしませんでした。

母はこの日、父が私を連れて行かせないように

しているのを見ると、私の子どもを返せ、

私の子どもを返せと、通りで叫びはじめました。

そして、その足で、ヴィレールの治安判事に会いに行き、

父親には子どもを自分のところに引きとめておく権利が

あるかどうかをたずねたのです。

(略)

弟のジュールは、学校から帰っていました。

この機会をとられて、私はナタをつかみ、母の家に入って、

あの恐ろしい殺人を犯したのです。

最初に母からはじめて、次に妹、

そして幼い弟を手にかけ、そのあと、

もう一度ナタをふるいました。

そのときナティヴェルの義母マリーが入ってきて、

ああ、おまえはなにをやっているんだといいました。

(略)

いまこそ祖母は幸せになれるんだ、私は祖母が平和で

静かに暮らせるようにするために死ぬんだといいました。

(略)

道を進むにつれて、私はあの勇気が、

私を駆りたてたあの栄誉という考えが、

衰えていくのを感じました。

さらに進んで森に到着するころには、

完全に理性をとりもどしていました。

ああ、なんてことだと、

私は自分に向かっていいました。

私は怪物だ!不幸な犠牲者たち!

(略)

ああ、天よ。

なぜ私という存在をあたえたのか。

どうしてこれほど長く、

私を生きながらえさせるのか。

 

殺害者は、後悔をしていることが分かります。

略をしていますが、殺害をしてしまう前には、家族のイザコザも、書かれていました。

ですが、一番肝心な部分だと思われる、殺害をしようと思った動機のことを、もっと詳しく知りたいところなので、原作をしっかりと読みたいと思わせる内容でした。

 

最後には、神に対して、謝罪しており、外国の方らしい、宗教のお国柄が垣間見れ、キリスト教であるのに(おそらく)、罪を犯してしまい、そして、さんざん自分勝手に、自由に過ごした後に、教会に行って、命乞いや、お願いを神に対してするような状態が、私には、よく理解ができません。

日本でも、神社でお願い事をする習慣があるので、何とも言えませんが、後悔をしない生き方のマニュアルがあれば、欲しいくらいですが、このマニュアルが、聖書ではないかと個人的には、思っています。

 

人間がやってはいけないことを、守ることで、少なくとも、怪物になることなく、後悔なく、一生を過ごせるのかもしれません。

 

そう考えると、宗教は、人間の心を支え、幸福感を与えてくれる、必要不可欠なものなのかもしれません。

 

註:『殺人の歴史 (「知の再発見」双書154)』ベルナール・ウダン 創元社 2012-03-08

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